この梵天の発生は、遠くインドに起因します。佛教の真言宗(密教)によって、日本に取り入れられます。その後、穂出(いで)(五穀豊穣)の祈願として、神に捧げる。
これは、古くは中国の陰陽道(おんみょうどう)の教えにより発し、陽は太陽(天)、陰は(地)万物一切陰陽によって成立するという考え方です。
孟宗竹を利用するのは、中国(唐竹)から伝わったことの現れで2本の孟宗竹を繋ぎ、使用します。梵天の頭部分に紙を使うのは、悪魔払いの考え方からです。
祭りのクライマックスは梵天を神社の壁に鋭く突き立てて奉納する場面で、その姿は勇壮そのものです。
祭りは現在、毎年3月の第2日曜日に、春祭りとして「五穀豊穣」を祈願して行われ、当桑窪の4地区の和田、新田、宿、そして西が各梵天を担ぎ練り歩き、加茂神社(通称:雷神社)に奉納しています。
開催日 | 毎年3月第2日曜日 |
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場所 | 加茂神社 高根沢町桑窪地区 |
お問い合わせ | 高根沢観光協会 |
TEL | 028-675-8104 |