令和７(2025)年度当初予算編成に係るパブリックコメントの結果について

　学校運営に必要な費用は全て町に負担をお願いしたい。購入が必要な物品があるにもかかわらず、学校側が忖度し、申請を控えていることが考えられる。そのため、購入希望物品の調査を再度実施してほしい。購入希望物品のうち、町から承認が得にくいと考えている物品については、当初から申請に含めず、学校がPTA予算や地域、卒業生からの寄付をあてにしている場合も想定される。
　地方財政法、地方自治法、学校教育法などの法制度上の課題をクリアした上で、学校が寄付を受け入れているかの確認も実施すべきと考える。寄付を受け入れた場合には、寄付採納手続きを実施し、寄付状況の公表を行うべきである。
　また、学校のプール掃除、樹木の枝おろし等の清掃業務を業者委託により実施したいという要望があった場合は、承認をお願いしたい。プール掃除を児童が実施することで得られる「教育効果」があると聞いているが、通常の清掃では得られず、プール掃除で得られる教育効果の具体的な内容の説明はない。
清掃中の転倒によるけが等のリスク、不衛生な環境下での労働により生じるアレルギーを含む疾病のリスクを考えると、教育効果よりもリスクのほうが大きいと考える。学校は適切に作業の教育効果とリスクを評価し、外部委託が効果的であると判断した作業については、町への予算請求を実施し、町は、学校からの要望に応じて業者委託費用を承認して欲しい。

　学校予算については、限られた財源を有効に活用する観点から、毎年度、各学校において事業予算の優先順位が検討され、その結果が予算要求として提出されます。学校教育課では、それらを取りまとめて予算要求を行っています。なお、学校における寄付の受入手続等の明確化については、今後の課題として取り組んでまいります。
　また、学校の「プール掃除」、「樹木の枝おろし」等の清掃業務の業者委託のうち「樹木の管理」につきましては、毎年度、各学校の樹木伐採や枝おろしを業者委託により実施しており、緊急性等から優先度を判断し計画的に実施しているところです。「プール清掃」につきましては、学校から業者委託の予算要求があった場合には、適切に判断してまいります。