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第403回高根沢町議会定例会において、教育福祉常任委員会に付託されました案件について、去る9月3日、全委員出席のもと、執行部から関係課長の出席を求め、慎重に審査した経過と結果についてご報告いたします。
議案第9号 令和2年度 高根沢町一般会計補正予算議決についてであり、関係課長から説明を受けました。
今回の主な補正内容は、歳入では、介護保険料低所得者軽減措置費国庫負担金の増額、社会保障・税番号制度システム整備国庫補助金の増額、保育所等整備交付金の減額、後期高齢者医療特別会計・介護保険特別会計及び国民健康保険特別会計繰入金の増額が主なものであり、歳出では、デジタル手続法改正に伴うマイナンバーカード利用に係る住基システムの改修委託料の増額、令和元年度障害者医療費国県負担金確定による返還金の増額、北高根沢中学校屋内運動場の屋根及び外壁改修を行うための実施設計委託料の増額、私立保育園の園舎整備事業の工事費補助金の減額、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止した、中学生海外派遣事業、元気あっぷハーフマラソン大会、たかねざわスポーツフェスタ等各種事業費の減額が主なものでした。
また、町民広場陸上競技場改修事業費の継続費補正及び工事監理業務の債務負担行為補正がありました。
主な質疑の内容ですが、学校教育課の質疑として、「中学校修学旅行キャンセルに伴い、保護者負担金は発生するか」との質疑に対し、「保護者負担金は発生しない」と説明がありました。また、「小中学校施設の12条点検による必要な工事とは」との質疑に対し、「中央小学校配膳室雨漏り工事と阿久津中学校バルコニーの手すり工事」と説明がありました。
こどもみらい課の質疑として、「たから保育園が認定こども園になるとのことだが、今後の予定は」との質疑に対し、「令和4年度から保育園の他に幼稚園部分の枠を設け、定員を160人から190人とし、うち幼稚園児は18人とする予定」と説明がありました。また、「保育園と幼稚園では内容が違うため、職員の配置はどうなるのか」との質疑に対し、「認定こども園を運営するにあたり、県の指導により保育士と幼稚園教諭それぞれ資格を所有した職員を適切に配置する」と説明がありました。
生涯学習課の質疑として、「中止となった各種イベントの予算を減額したが、今後の対応は」との質疑に対し、「イベント開催のガイドラインを踏まえた上で、対策を講じて実施できるか、今後の状況を見ながら検討する」と説明がありました。また、「中学生海外派遣事業の生徒の選考を行ったか」との質疑に対し、「新型コロナウイル感染症が流行り出した段階で中止を決定したので選考していない」と説明がありました。
住民課及び健康福祉課への質疑は特にありませんでした。
このような審査を経て採決した結果、全ての課において全委員一致により、原案のとおり承認することに決しました。
次に、議案第10号 令和2年度高根沢町国民健康保険特別会計補正予算議決についてであり、住民課長から説明を受けました。
今回の主な補正内容は、歳入では、調定額確定に伴う一般被保険者国民健康保険税の減額、財政調整基金繰入金の減額、令和元年度決算に伴う繰越金の増額が主なものであり、歳出では、ヘルスアップ事業中止に伴う保健衛生普及事業費の減額、財政調整基金への積立による増額、精算に伴う保険給付費等交付金償還金の増額が主なものでした。
主な質疑の内容ですが、「保険料の減額は、国保加入世帯の減少によるものか」との質疑に対し、「当初予算見積よりも、加入者の所得水準が前年より減少しているため」と説明がありました。また、「国は令和3年3月にマイナンバーカードと保険証を一緒にすることを進めているが、高齢者など利用者は少ないと思うが」との質疑に対し、「必ずしもマイナンバーカードと保険証を一緒にしなければならないとい訳ではなく、保険証のみで医療機関を受診することができる。」と説明がありました。
このような審査を経て採決した結果、全委員一致により、原案のとおり承認することに決しました。
次に、議案第11号 令和2度高根沢町後期高齢者医療特別会計補正予算議決についてであり、住民課長から説明を受けました。
今回の主な補正内容は、歳入では、調定額確定に伴う特別及び普通徴収保険料の増額、令和元年度決算に伴う繰越金の増額が主な物であり、歳出では、決算に伴う一般会計繰出金の増額、後期高齢者医療広域連合への納付金の増額が主なものでした。
主な質疑の内容ですが、「システム改修は医療制度の見直しによるものなのか」との質疑に対し、「保険料とのシステム連携に伴う改修」と説明がありました。
このような審査を経て採決した結果、全委員一致により、原案のとおり承認することに決しました。
次に、議案第12号 令和2年度高根沢町介護保険特別会計補正予算議決についてであり、健康福祉課長から説明を受けました。
今回の主な補正内容は、歳入では、調定額確定に伴う第1号被保険者保険料の減額、軽減措置に伴う低所得者保険料軽減繰入金の増額、令和元年度決算に伴う繰越金の増額が主なものであり、歳出では、精算に伴う令和元年度介護給付費国庫負担金等の返還金の増額、介護給付費準備基金への積立金が主なものでした。
特に質疑はありませんでした。
このような審査を経て採決した結果、全委員一致により、原案のとおり承認することに決しました。
以上で、教育福祉常任委員会に付託された案件の報告を終わります。
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